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Do! Magazine

"豊かさのみなもと" 植物を元気にする「腐植」って?

積み重なる、歳月のめぐみ

土壌中に含まれるフルボ酸という成分が、植物の生長を助ける成分として注目されています。フルボ酸は「腐植(ふしょく)」という成分の一種。今回は、Do!オリジナルブランドの「evo」などにも含まれている「腐植」について、その効果を解説します。

腐植とは、土壌中の動植物の死骸が、微生物のはたらきによって分解されて、新しくできた有機物のこと。自然界では、腐植土壌が1センチ形成されるのに、数十年の時間が必要です。長い年月をかけて大自然が育てた贈り物のため、植物を含む自然環境全体に素晴らしい効果をもたらすものとして、近年特に注目を集めるようになりました。

土壌に含まれる腐植の量は、土の色を見るとわかります。腐植を多く含んだ土は黒っぽくなり、真っ黒になった森の土などは、腐植が20%を超えることも。黒っぽい土が植物にいいとされるのは、そんな理由からなんですね。

腐植の効果は植物にとどまらず、海にまで影響を与えることもあります。山から流れ出る地下水が腐植を含み、ミネラルたっぷりの水が海に注ぐと、プランクトンが増殖して、海が活性化します。この現象は、科学的にも証明されたもの。気仙沼の牡蠣は、一般的な牡蠣の旬である11月半ばから12月よりも、春がおいしいという一説もあり、そこにも腐植が関係しているのです。

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皆さんも、腐植の含む土を日々の園芸に使ってみて、その効果をぜひ感じてみてください。

腐植がもたらす6つの効果

  1. 土をフカフカにする
    土壌のバクテリアなど微生物のはたらきを活発にし、土壌中にすきまを保ちます。
  2. 土壌中のpHバランスを保つ
    pH値を左右する水素イオンをしっかりキャッチして、変動を防ぎます。
  3. 肥料の持ちをよくする
    肥料となる塩基イオンを多く吸着する力があり、土壌中に肥料を保ちます。
  4. 連作障害を少なく抑える
    元の植物が残した不要物質を捕まえて、新しい植物に影響が及ばないようにします。
  5. 土壌中のイヤなニオイを軽減する
    ニオイ分子を掴んだまま、丸ごと微生物のエサになることで、ニオイを軽減します。
  6. 栄養を根が吸収しやすいようにする
    植物を健全に育てるミネラルを、水に溶けやすい状態にし、根からの吸収を助けます。

腐植配合の「evo」シリーズ

「自然のものを自然に育てる」そんな思いを込めて、「腐植」などの有機素材をベストバランスで配合したevoシリーズ。植物のタイプに合わせた理想的な土は、初心者でも安心して取り入れられるアイテムです。
https://dolabo.co.jp/shopbrand/evo